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日記というより、ケロロばかりかな? たいてい早く更新します。ネタばれ注意!
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たぶん忘れられているけどめーぐです。
更新全然してなかったのでケロロ2次創作小説でも置こうと思います。
長いですが(テキストエディタに書き溜めていたものです。)

『人魚姫』

*キャスト

人魚姫(日向夏実)

人魚の王(日向秋)

人魚姫の5人の姉(ケロロ、ギロロ、クルル、タママ、ドロロ)

王子(睦実)

娘(モア)

海の魔女(日向冬樹)

※冬樹君が魔女役ですみません!!似合わないと思いますが・・・。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここは海の深海、人間じゃいけないような深い海の底。
でもここが私にとっての居場所。だって私は人魚であり姫だから。
私には少し変わった5人の姉・・というより兄的カエル的存在がいて
私は彼らに呼び捨てしていた。私こう見えておてんばなのよ?
今日は私の15歳の誕生日、皆で誕生日を祝ってくれたので嬉しかった。

「お誕生日おめでとう…夏実」
「おめでとうであります!!」
「わあーいナッチーお誕生日おめでとう!!」
「・・ああ。めでてえめでてえく~くっく・・・」
「おめでとうでござる。夏実殿」
「夏実、おめでとう」

すると赤い長女の姉ギロロが懐から貝を繋いで作ったネックレスを私に差し上げて言った。

「夏実・・・これは俺達からのプレゼントだ」
「ありがとう・・・ギロロ」
「ふん!!こ、これはケロロの奴も一緒に作った奴だからな」
「いいのよ、ありがとう」
「ふ、ふん!!」
「これで晴れて夏実殿も大人の仲間入りでありますな」

私がお礼を言うとギロロは顔を赤らめてそっぽをむく、
ギロロは私の事一番心配してるのに素直じゃない。まあそれは私も同じだしね。
次女のボケガエルなんかよりはじっと頼りになるしね。
何故ケロロって呼ばないのかって?だってどう見たってカエルだし、
なんか幼いところあるしね。
三女のクルルは何考えてるのか分からないからまあ良いとして。
四女のドロロ、五女のタママは真面目で・・あっでもタママはキれると怖いかも。
で私のママは海の世界で一番偉い王様。
末っ子の私を心配してこうママは言った。

「いい夏実?海の上に勝手に上がっちゃってるって
ギロちゃんから報告が来てるんだけどもう止めなさいよ」
「ええどうして?」
「だって海の上の陸上の人間は私達を食べちゃうかもしれないのよ?」
「・・う」
「だから少し自重しなさい」
「分かった・・ママ」

確かに私達は人間とは違って、足の部分が鰭になっている。
それでも私達は私達と言う一つの生命体。説明難しかったかな?
ままに静止はされた。でもそれでも海からこっそり上がってしまう私。
だって陸の世界に憧れてるもの・・

さっそく海上で大きな船が走っていた。
こんなにぎやかな会話が聞こえてくる。

「睦実王子殿、お誕生日おめでとうございます」
「ははっ!サンキュ、ポール」

そこにいるのが王子なの?王子・・睦実王子
王子も誕生日だったのね。
なんか楽しそうだな・・・
こう言うのを見ていると私は思う。
どうして私は人間にうまれてくる事ができなかったんだろうと。

その時楽しそうなパーティが一変したように変わった事に私は気づいた。
途端に激しい嵐が近づいてきて船の人間達が喚いていた、やがて浸水して船は沈みだす。
やはり人間、救命ボードなどは海に出る時は必需品でしょうね。
すると救命ボードに乗れなかった王子が沈んで行こうとするのを見て
私は気付いたら動き出した。

「うわっ!しまったっ!!」
「睦実王子!!」

沈んでく王子を追いかけて捕まえて助けていた。
人間は泳げない、だからこうなったら私が助けるしかないでしょう?

いま気付いたけど睦実王子って凄い美人・・きゃ・・
私王子に惚れちゃったの?

そんなこんなんで王子を私は好きになっていた。
で私は王子を近くの陸に降ろしていた。
私は正体がばれぬ様に影に身を潜めていた。
やがて人間の少女が来たので私は岩場の影に隠れた。

「王子様!どうしたのですか?」
「君が助けてくれたのかい?サンキュ。君名前は?」
「モアですけど・・っていうか意味深長?」
「ちょ・・ちょっと!!」
「誰?」
「何か声がしたよな気がしません?」

気付いたら私は声を荒げて失意のうちに海に帰っていった。
やっぱり人魚だから・・人間じゃないから王子に気付いてもらえないのね・・
そう思うと私は悲しくなった。
私は夕食時ご飯を食べる気がしなかった。
後で姉達にこう聞かれたので私は事情を話した。

「・・・なるほど王子に気付いてもらいたい、そう思ったのでありますな」
「そ、そうなのか夏実?」
「そうよ・・人間になりたい」

私が本音を呟くとクルルがとんでもない話を切り出したので私は面食らった。

「夏実・・あんた人間になりたいんだな・・・なら教えてやろうか?」
「え?」
「ここより暗い惑わしの洞窟の中に海の魔女がいるのさ・・
その魔女ならあんたを人間に変えることなんて可能じゃねえの?」
「本当に?」
「ああ・・ただその魔女はな、
望みを叶えるためにはとんでもない代償を請求されるから
気ぃつけるこったく~くっくっく・・・」

海の魔女かあ・・・でも彼女ならきっと私の願いを叶えてくれる
そう思いつつ私はクルルに教えてもらった通り海の魔女を訪ねた。

「ごめんください」
「・・・・いらっしゃい・・クルルの妹かな?」

そう言って魔女が出迎えた。クルルの知り合い?
以外と姿は私より年下で魔女と言うよりは少年の魔法使い。
ただ言動にクルルとは違う若干ミステリアスな部分が感じとられた。
黒いフードでいかにも魔女らしい雰囲気が出ている。下半身は何故か蛸足。
私は彼が魔女とは到底思えずこう聞いてしまった。


「あんたが魔女なの?」
「あんたが魔女なの?って君は信じてないよね?僕の力」

そう言って彼が指を鳴らすと飾ってあった蝙蝠がクラゲに姿を変えた。
どうやら本当に魔法が使えるらしい、魔女はこう言う。

「凄い・・」
「これで信じたよね?僕は冬樹・・クルルから話は聞いてるよ
可愛そうに・・人間になれないから僕に頼ってると・・そう言う話だよね?」
「は・・はあ・・・・・・」
「なら僕に任せてよ・・・・怖いの?」
「い、いや全然怖くないから・・・」
「そうかなあ・・・顔引きつってるよね絶対・・・ね夏実姉ちゃん」

そう独特のオーラ出しながら魔女冬樹はにじり寄ったので私は一歩退いてしまった。
懐から怪しい小瓶を取り出して私に手渡す。

「こ、これ何?」
「飲み薬、それを願い祈りながら飲めば君の願いは適う」

先ほどとは打って変わって真剣な声で私に忠告する。

「ホントに?」
「その代わりその代償として君は自らの声を出せなくなる。
それと同時に二度と人魚には戻れなくなる。
だからそれなりの覚悟が必要だけどどうする?」

やはりクルルの言ってたようにこの魔女はとんでもないものを請求するか・・・
でもこれで王子にあえるのなら・・・
私はもう後戻りはできなかったから・・いやしたくないからこう答えた。

「もう後戻りはしたくないわ」
「そうか・・・さすがは夏実姉ちゃんだね・・そうそう最後に」

と彼は一旦ここで言葉を切った。間伐いれずにもう一度忠告する。


「もし睦実王子が他の娘と結婚するような事になれば、
君は海の泡となって消えてしまう」
「そ、そんな・・・・・!!」

急に私の背中に後ろ寒さが走った。
つまりそれは命を掛けろと言う訳?
たとえそれは恐ろしい事だって分かっても私は信念を曲げなかった。
王子に会いたいそんな気持ちがあったから。

「そっか・・ならその薬は陸で使った方が良いよ、うんその方が良い」
「あ、ありがと」
「いいよ・・僕はただ君を見守るだけだよ。」
「どうもありがとう」

そう言って私は魔女と別れた。
なんか妙に親切な魔女だったな・・・
なんか企んでなければいいんだけど・・・・

そうこうしてるうちに私は陸の近くまで来た。
浅すぎず・・深すぎず・・この辺かな?

人間になって睦実王子に近づきたい・・・そう思いつつ薬を飲んでいたら
魚の鰭のようなものが人間の足に変わっていった。

(凄い・・彼ホントの魔女だったんだ)

声が何故か出なかった・・・やはり彼に取られてしまったのだろうか?
まあいいとにかく睦実王子を探そう・・・

そう言って私は始めて人間になって陸の浜辺を歩いてみた。
すると歩くたびにナイフで抉られるような痛みを感じてとうとう私は倒れてしまった。

「・・・・・っ!!」

人間って大変かも・・・

するとちょうどそこに睦実王子が通りかかった。
王子は私に手を差し伸べてこう言った。

「大丈夫かい?」
(ええ・・)

声の出ない私はただにっこり笑った。

「君名前はなんて言うんだい?」

そういわれたので私は木の棒で浜辺にこう自分の名前を書いた。

「夏実ちゃんっていうんだ。可愛いなあ・・俺の家来る?」
(ええ・・喜んで!!)

こうして私は睦実王子と話ができ、お城に連れて行かれることになった。
それは私にとってはまるで夢のようだった。
でもそれでも自分が王子を助けましたよとは言えないのが胸が凄く苦しくなる。
私は声が出ないから気持ちをジェスチャーであらわさないといけないのがとても大変だった。

そんなある日の事王子が私にこう言った。

「俺・・命の恩人のモアちゃんと結婚するんだ」
(そんな・・・・・・!!)

それは私にとっては辛い事実だった。
私は王子と結婚できなければ死んでしまうから・・・・
王子は私が助けてあげた事に気付いてくれない・・私はただ泣いた。
どうしようもできずにただ泣いた。
その晩姉達が現れてこう言った。

「夏実殿!!もう泣く心配はないでありますよ」
(ボケガエルっ!!)
「夏実・・俺達は海の魔女に言ってどうしたらお前を人魚に戻せるか
どうか聞いたら髪を犠牲としてこの短剣をくれたんだ」
「この短剣で差した王子の血を浴びればまた人魚に戻れるのでありますよ」
「どうするんです?ナッチー」
「・・・まあどおするかはあんたの勝手だ・・く~くっくっ・・・」
「夏実殿・・」
「王子を殺してまた俺達と一緒に海で暮らそう・・夏実」
(ギロロ・・・)

そう言ってギロロは一方的に私に短剣を渡した。
王子を殺せって・・そんなのできるわけないじゃない!!

一晩中悩んだ挙句時はすでに遅し・・・
王子と他の娘の結婚式が始まろうとしていた。

その時王子様は私に会いに来てこう言った。

「夏実ちゃん・・どうして何も話してくれないの?」
(話せるならとっくに話してるのに・・・)

私はこの時王子を姉達から貰った短剣で背後から襲おうとした。
でもやはりできなかった。
それは王子だけじゃなく、他の誰もが悲しむと思ったから・・

私はもう決心していた、私は自らの死を選んだ。
海まで行き、そこにかもめが止まっていた。

「本当にそれで良いの?」
(いいのよ・・もう私には王子と一緒になる権利はないのだから・・)
「そう・・なら僕に止める権利はないね」

かもめはやや寂しそうに言いながら静かに海のほうへ飛び去っていった。
私も海の中に静かに飛び込んだ。
側で姉達の悲痛な叫びがこだました。

「夏実っ~ぃ!!!」
「「夏実殿!!!!」」
「くっ!?・・・」
「ナッチ~!!!」

私は泡となって溶けていく・・綺麗な海で
最後まで王子のことを思っていた・・でももう終わり。

もし次は私が人間に生まれてくれば良いかな・・
そう思ってるうちに私の意識は光に包み込まれていった・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『人魚姫』
パロデイです。
実況もいいけどさあ・・最近はいろいろ忙しいからできないんですよ。
今回はこれにて。

 


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